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お知らせ

店主の気持ち〜佐藤さんの場合〜

 

♪君を採用する前に♪言っておきたいことがある♪かなりきびしい話もするが♪俺の本音を聴いておけ〜♪というわけで(今の若い人、関白宣言を知ってるのかな……と思いつつ)今回の「ぶっちゃけ乳菓子屋は特別編! 店主の本音編です。普通のケーキ屋さんとは一味もふた味も違う乳菓子屋のアレコレを、一問一答式のインタビューで答えてもらいました。

 

 

 

 

乳菓子屋の理念。

 

―まず、乳菓子屋で一番大切にしている思い、理念を教えてください。

 

佐藤

毎朝、朝礼でも唱和しているのが「お菓子、ケーキを通じて世の中に幸せ、夢、喜びを私達が、自分達が創る」という理念です。それを細かく分けると ①お客様が支払った代金以上の幸せを感じてもらう。 ②働くことで成長し目標を達成し夢を叶える。 ③美味しいだけで無く、お菓子を囲む幸せ空間を作る。 ④お客様に、生産者に、熊本にも嬉しい、地産地消に貢献する。 ⑤質の高い仕事をより多くのお客様に提供する。の5つに分かれているんですけど、総括するとつまり「何となく働くのではなく、自分たちの仕事にどんな意味や影響力があるのか自覚して、良い循環を創ろう。それぞれがなりたい自分になれるように成長していこう」ということですね。これらは入社試験の時点で説明していて、応募者の方にも心構えをしてもらうようにしています。

 

―採用試験も、かなりしっかり行われると聞きました。

 

佐藤

いろんなステップを踏みますが、難しいことはないので安心して応募してもらいたいです(笑) うちの特徴として、最初にインターンシップ(体験入店)をしてもらうんです。1〜3日間くらい一緒に働いてみて、お互いにミスマッチがないか確認します。実はこの時点で「ちょっと思ってたのと違った」とか「体力的に難しそう」みたいな理由で辞退される方もいらっしゃるんですよ。もちろん、多くの方が次の筆記試験に進まれるんですけどね。筆記試験では一般常識に加えて、自分自身がどんなふうに成長したいか、将来の夢は何か……などを記述してもらいます。「ケーキ屋さんならどこでもいいや」という方ではなくて「乳菓子屋でこうなりたい!」というビジョンを持っている人と一緒に働きたいと思っているので。最後に面接をクリアすれば、晴れて合格です。

 

―乳菓子屋のケーキを作るのは、難しいんですか?

 

佐藤

全然、難しくないですよ! うちの店は、何よりも素材の味を引き出すことを大切にしています。だからバリバリのフランス菓子的な技術は求めていないですね。芸術的な飴細工の技術がなくても、アーティスティックな感性がなくても大丈夫です(笑) 未経験からスーシェフになったスタッフもいるくらいです。その代わり、鮮度や火入れ、果物の扱い方など基本的なところは大事にしていて、入社後はやり方をしっかり覚えてもらっています。私よりも先輩スタッフの方が優しくて教え方も上手なので、先輩に教えを乞いましょう(笑) 私は結構、厳しい言い方もするんですが、心がけているのは“怒るのではなく叱る”ということ。そのときの気分に任せて厳しくするのではなく、スタッフそれぞれが成長できるような指導の方法を考えていますね。

 

 

 

 

常識を変える? 乳菓子屋でのキャリア形成。

 

―お菓子職人って、やはり下積みが長いんでしょうか。

 

佐藤

一般的にそういうイメージがありますが、仕事を覚えさえすればどんどん新しいことにチャレンジしてもらい、技術を習得してもらっています。今まで1時間かかっていたことが50分でできるようになったら、残り10分で別のことを覚えられる、というイメージです。だから、仕上げや看板商品のデコレーションなど、いわゆる花形の仕事もかなり早い段階で経験できるようになりますよ。ただ、筋肉と同じで人が成長するときには負荷も必要なんですよね。一人前になるまでに、しんどいな、大変だな、という瞬間は誰にでも訪れるものだと思っています。それをサポートして一緒に前に進めるようにするのが経営者の仕事。乳菓子屋では、スタッフの独立も応援しながら、乳菓子屋ファミリーみんなで良くなっていこう、と将来の構想を語り合っています。

 

―独立志向がなくても入社できますか?

 

佐藤

もちろんですよ! もちろん「いつかは自分の店を持ちたい」という声は多いですが、スタッフの中には「将来、給料を上げて家族と海外旅行に行きたい」とか「ヒット商品を開発したい」みたいな目標を持っている人もいます。ただ、忘れてほしくないのは、日々何となく働いてお給料をもらうのが仕事ではない、ということ。お客様に付加価値(=喜びや幸せ)を提供してはじめてお店にお金が入ってきて、それがお給料になるんです。一人ひとりの思いや働きがお店を構成しているんだと自負してもらいたい、とスタッフには話しています。そして、誰かを雇うということは、別の誰かを断っているということでもあります。乳菓子屋では幸いにも本当にたくさんのご応募をいただいていますが、全員を雇用することはできないので……。採用された際には「私は多くの応募者から選ばれた」と自信を持って仕事に臨んでほしいです!

 

 

ありがとうございました。厳しくも温かく、夢を描ける乳菓子屋の仕事。もっと詳しく知りたい方は、ぜひぜひ採用情報や新卒採用のページをご覧くださいね!

 

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