こんにちは♪ 久しぶりの「ぶっちゃけ乳菓子屋」は、またしても特別編。今回は、乳菓子屋のPR・発信をサポートしてくださっている「熊本マーケティング研究所」の代表・岡村さんに登場していただきました! 外から見た乳菓子屋ってどんなお店? 一問一答式のインタビューでご紹介します。
チーム乳菓子屋の一員として。
―乳菓子屋との出会い、現在の関係性を教えてください。
岡村
乳菓子屋さんとは、前職の広告代理店時代に出会いました。当時はまだケーキ屋さんになる前。味噌天神にあるプリン専門店で、周辺へのチラシの折込や、広告出稿などに関わらせてもらっていました。ありがたいことに私が転職・独立してからも変わらずお取引は続き、現在はWebサイトやSNS運用など、主に広報の面から経営のお手伝いをしています。売上や課題も共有し、「どうしたら乳菓子屋がいいお店になるか、いい会社になるか」を経営チームの一員かのように考えています。
―岡村さんから見た乳菓子屋の魅力を教えてください。
岡村
まず、ケーキがめちゃくちゃ美味しいところですね! 味覚なので、どうしても個人的な感覚になってしまうのですが…私の舌にはとても合うようです。実はケーキがあまり得意じゃなくて(苦笑) 他のケーキは食べた後に「うわ、甘い…」とボヤいてしまうことが多々ありますが、乳菓子屋のケーキはなぜか食べられます。これは今でも不思議です。
次に、お客さんをすごく大切にしているところです。スタッフさんは目を見て丁寧に接客されますし、常連ということで、いつものオーダーを覚えていてくれることも。なんというか、温かさがあるんですよね。
最後に、労働環境です。ケーキ屋さんって、いわゆるこう…ブラックというか…。言いづらいのですが、あまり労働環境が良くないイメージがありました。乳菓子屋は、正社員率が驚くほど高く、1分単位で残業代が出ますよね。社員旅行もあって(今年はコロナで行けなかったので、その分が手当てとして支給されたそうです)、ボーナスも出る。この業界においては、かなりホワイトな会社だなと思います。まるでジャージー牛乳のような白さ!? なんといっても、作っている人が幸せじゃないと、お客さんに「小さな幸せをお届けする」ことは難しいですもんね。
弱点は「ケーキが大きすぎること」!?
―岡村さんから見た乳菓子屋の弱点を教えてください。
岡村
弱点といって良いのか分からないですが、ケーキが大きいことでしょうか。1個がこの大きさだと、何個も食べれないよ!という方が多いんじゃないかな〜と思います(甘いものが苦手な私だけ? みなさんペロリなんでしょうか?)しかも、販売価格に対してこの大きさだと、買う側としてはコスパが良すぎる気が。もう少し小さくしないと、販売個数が増えないのでは?食材も熊本県産にこだわってるし、原価も高いんじゃないかなぁ?と。一般的な(特に都会の)ケーキ屋さんって、小さくてオシャレだけど「こんなに小さいのに600円!?」みたいなケーキが多いので。ちゃんと利益は出てる? お店がつぶれたら困るぞ?と心配になります。お客さんにとっては美味しいケーキがお手頃価格で手に入るので、うれしいことだと思うんですけど。職業柄ついつい余計な心配をしてしまいますね。
―店主について、思い出に残るエピソードがあれば教えてください。
岡村
前職時代、チラシの折込のお仕事をさせてもらった際の話ですが、チラシを手配するときは通常「予備部数」といわれる、折込する枚数+αを納品しないといけないんです。雨濡れや破れなどに対する予備になるのですが、使われなかった予備のチラシは折込センターの方で廃棄されてしまいます。ところが、佐藤さんは「余った分は廃棄せずに保管しておいてください、取りに行きます」と言われたんです。乳菓子屋のチラシ「乳菓子屋新聞」は、スタッフさん(実は佐藤さんの奥様)が手書きで書かれたものを印刷しています。1枚でも無駄にしたくないんだろうな、と印象に残りました。印刷した紙や印刷代がもったいないというよりは、一生懸命に作ったものを無駄にしない、という人間的な温かさを感じたエピソードです。
―乳菓子屋のスタッフについて、どんな印象を持たれていますか?
岡村
みなさん笑顔で、本当に感じがいい!ショーケースの前で「どれにしようかな~」と悩んでいるときに、ニコニコして待っていてくれるので「焦って決めなくていいんだ」と安心します。お店によっては、早く決めないと気まずい感じになりませんか(笑)ショーケースの前で悩むのって、すごく楽しい時間だと思うのですが、それを大事にしてくれるんだな、と感じました。
―お気に入りのケーキを教えてください。
岡村
季節限定の、りんごのタルトです。ミルクレープも大好きなんですが、僅差でこっちがNO.1です。乳菓子屋のりんごのタルトには、シナモンが入ってないんですよ。店主の佐藤さんがシナモン苦手らしく、入れていないのだとか。私もシナモンが苦手で、りんごのお菓子を食べられる機会が少なかったんです。私にとって乳菓子屋のりんごのタルトは、唯一食べられるりんごのタルトといっても過言ではないですね。りんご自体は大好きなので、とてもうれしいです。
これからも、一緒に前へ!
―乳菓子屋にエールを贈っていただけますか?
岡村
益城や人吉といった災害被災地への寄付、雇用促進といった面でも、お客さんだけでなく熊本という地域にとって必要なお店であり、会社だと思います。そんなお店のお手伝いをできていることは、私自身も誇らしいですし、スタッフさんにとっても自慢の勤務先なんじゃないでしょうか。これからも、お客さんに「小さな幸せ」を届けるために、一緒に成長させていただけたらと思っています!