残暑きびしい熊本も、少しずつ秋の気配に変わってきていますね♪ さて、今回も乳菓子屋のスタッフが、お店の知られざる裏側やこぼれ話をぶっちゃけます! 入社してもうすぐ1年になるツチダさんは、何と和食の料理人からパティシエになったという異色の経歴の持ち主。どんな裏話が聞けるでしょうか…!?
ツチダ
乳菓子屋に入店するまでは、ずっと日本料理の世界にいました。大阪の調理師専門学校を卒業して京都で修行、熊本にUターンしてからも懐石料理がメインのお店にいたんです。学生時代のアルバイトも割烹や会員制のお寿司屋さんなど、完全に“和”一色でした。
―へぇ〜! すごい! 女性で和食の料理人ってまだまだ珍しいですよね。でも、そんなツチダさんがなぜ乳菓子屋に?
ツチダ
実は、子どもの頃からお菓子が大好きで、パティシエになりたかったんです。飲食店に努めながらも、休日はパティスリーやカフェを巡って…。あるとき「私が本当にやりたいのは製菓なのでは?」と気づいて、転職を意識するようになりました。
―実はその経歴、店主とそっくりなんですよね。
ツチダ
そうなんです。乳菓子屋のHPを見て「あっ私と同じだ」と思い、親近感を覚えたこともあって応募を決めました。昨年9月にアルバイトとして働き始め、10月から正社員に。もうすぐ入社1年になります。ずっと個人経営のお店で働いてきたので、人が多いところで働くのは初めて! 日々、楽しいな〜と思っています。
若いスタッフに負けないように、技術を高めたい!
―職場が楽しいのは何よりですよね♪ 製菓業界ならではの苦労や、難しいことってありますか?
ツチダ
料理の世界も体育会系ですし、体力勝負なのは変わらないですね。特にすごく苦労する、ということはないですが、乳菓子屋は思っていた以上に忙しい! フェアやイベント時はひっきりなしにお客様が来店してくださいますし、そもそも作っている量がすごいんですよね。これまでは小さな個人店ばかりだったので、卵の発注量ひとつ取っても「見間違いかな!?」と思うほど多くてびっくりしました。
―それだけ発注しても売り切れていくのが乳菓子屋のすごいところですよね(笑)
ツチダ
あ、ひとつありました! お店の中では私だけ製菓初心者なので、先輩スタッフの技術に追いつくのが大変です。年齢は随分下でも、専門学校や専門科卒の若いスタッフの技術は高いです。チョコペンも、さらさら〜っと上手に描けたり。悔しいので「早番のときは居残り練習させてください!」と社長に直談判して特訓しています。
―素直に悔しいって言えるの、すごいことだと思います。
ツチダ
分からないことをそのままにしておくのが嫌なので、若い先輩スタッフにもどんどん聞くようにしています。日本料理は昔ながらの世界なので、見て覚える、体で習う、という感じなのですが、ここでは先輩が惜しみなく教えてくれるんです! 製菓に関する知識量もすごいし、尊敬しています。
仕事も家庭も全力投球。いつかは独立も!
―将来の夢はありますか?
ツチダ
いつかは…いえ、3年後くらいかな。自分のお店を出したいなと思っています。まだまだ遠い夢ですが(笑) 乳菓子屋では、姉妹店で店長をしたり、スタッフが考案したケーキを販売する機会があったりと独立支援も充実していて、私も先日のフェアの際は新商品開発にチャレンジしてみました。
―見ました! 可愛いお芋のケーキですよね。
ツチダ
ありがとうございます。原価計算から飾り付けまで、ほぼ自分たちで挑戦しました。「可愛くできた、絶対に売れる」と思っていたんですけど、最初は全然売れなくて(笑) 販売のスタッフや、先輩パティシエの中村さんにアドバイスをもらって、改良して。何とか売れるようになって、ホッとしました〜。
―やってみて初めて分かるものがあるんですね。次回作も楽しみにしています!
ツチダ
ありがとうございます! 休日は、女性がひとりで切り盛りしているお店や、子育て中のオーナーさんがやっているお店をチェックしに行くことが多いんです。いつか、子どもにかっこいところを見せたいなと思っていて。
―お子さん、いらっしゃるんですか?
ツチダ
いえ、まだです(笑)実は乳菓子屋に入店して2週間で結婚したので、今は仕事と毎日の生活でいっぱいいっぱいですね。
―えぇ〜! 人生の一大転機が一気に!
ツチダ
はい(笑)家事も夫婦2人で協力してやっていて、私が忙しい時期は「できる方がやれば良いから」と何でもサポートしてくれます。良いパートナーなんです(照)
―ごちそうさまでした(笑)お仕事もプライベートも、楽しみながらがんばってくださいね。
PROFILE
ツチダチカコ
入店1年目
おすすめのケーキ:ミルキーパイ
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