突然ですが、みなさんはSDGsってご存知ですか?
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられた目標です。
…ちょっと難しいですよね。乳菓子屋流に意訳するならば
みんなの明るい未来を末永く守り続けていくための取り組み
とでも言いましょうか。
自然も、人も頑張るには限りがある。だから一人ひとりが意識して、環境のため、私たち自身のために長く続けられる仕組みを作る必要がある。と乳菓子屋は考えています。
そんな考えに基づいて、2017年から独自に続けている取り組みが、小国杉の緩衝材。バウムクーヘン輪菓歩や、ギフトセットSサイズに入っている、わしゃわしゃのアレです。
一般的にお菓子屋さんの緩衝材といえば、細かく割いた紙を使うことが多いですよね。乳菓子屋でも、以前は紙を使っていました。でも、何だか紙では味気ないな。もったいない気もするな。店主の故郷・小国は林業の町だし、何か紙に代わる素材を地元から取り寄せることはできないだろうか…。
そこで、店主の幼馴染でもある「時松建具店」の時松くんに相談したところ「地元のカンナ屑を使ってみてはどうだろう?」とアドバイスをもらい、就労支援施設「陽なたぼっこ」さんとの縁をつないでくれたのです。
小国杉を中心とした木くずを、手作業で少しずつ丁寧にほぐし、緩衝材にする。その作業は「できる仕事を増やしていきたい」と考えられていた「ひなたまこっこ」さんの希望ともマッチして、あっという間に現実になりました。
乳菓子屋のお菓子を大切に包み、守ってくれる手作りの緩衝材。手のひらに乗せて匂いをかぐと、ふわっと優しく清々しい森の香りが漂います。緩衝材としての役目を終えた後も、小国杉のアロマオイルをたらして楽しんだり、お子さんのおもちゃにしたり、自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。
木くずの再利用と、障がいを持つ方々の雇用を守ること。地方の小さなお店の小さな取り組みですが、持続可能な社会を守り育んでいくための、きっかけのひとつになればと思っています。
ちょっと真面目な、乳菓子屋の社会貢献活動についてのお話でした!
※本活動はSDGs17の目標のうち
8,働きがいも経済成長も
ーすべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
12.つくる責任、つかう責任
ー持続可能な消費と生産のパターンを確保する
を達成するべく取り組んでいるものです。
乳菓子屋は 持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています